社労士が考える“ワークライフバランスを捨てる”時代へ

2025年、自民党の高市新総裁による「ワークライフバランスを捨てる」という発言は、多くの企業・働く人々の間で議論を呼んでいます。
一方で、トップリーダーの強い覚悟や「全員参画」「社会参加促進」というメッセージは、日本社会の変革を示唆する象徴的な言葉でもあります。
しかし、現場の人事・労務管理や働く環境では、長時間労働の抑制、健康経営、多様な人材活用といったバランスの視点が不可欠であることに変わりありません。
「ワークライフバランス」という言葉自体を“捨てる”ものではなく、時代の変化に合わせて“再構築”し、柔軟な働き方や働く人の価値観を踏まえた新たな職場文化へ進化させていくことこそ必要です。
実務の現場では、「働き方改革推進支援助成金」などの活用もあらためて有効な選択肢です。
今後も制度改革や社会の要請を見据えながら、一人ひとりが強く優しく働ける職場作りを支援してまいります。
次回は、FUJITAグループのお客様で実際に助成金を活用し、働き方改革に成功した事例をご紹介予定です。楽しみにお待ちください。